マンガでわかる!
注文住宅の3つの意外な落とし穴!

Case 2

建築中間金の融資が出ない!
銀行変えたら損失300万!!

ハウスメーカー選びを
こだわリスカウンターに相談してみる

注文住宅の落とし穴
中間金が出ないっ!編

私は35歳会社員、結婚して2年、周りの友人もちょいちょいマイホームを手に入れ始めた。ネットなどで見ていると、最近は住宅ローンの金利がとても安いらしい。このまま家賃を払い続けるのももったいないし、いよいよマイホームも考えないとな・・・と、いうことで、妻と話し合い購入する事になった。

すると妻は「私、子供のころからの夢があるの!」と言い出したので、よくよく聞いてみると、なんと注文住宅で「おしゃれな階段のある家」が欲しいらしい。うちは妻と共働きで、収入も同じくらい。これからずっと住む家だし、流石に妻の意見も取り入れないとな・・・
注文建築という事であれば、まずは土地探しだ。

「A様、本日はおめでとうございます」と不動産会社の担当者が言う。そう、私は今日「土地」の購入のための契約をした。この不動産会社はFPが資金計画をしっかりしてくれているので、住宅ローンについても、色々と教えてもらったので、最安の金融機関も見つけられた。

先月家を建てたばかりの友人に話を聞くと、彼はハウスメーカーでは予算が届かず、ほぼ同じような家を工務店で安く建てたそうだ。妻にその話をし、工務店とハウスメーカーどちらにも話を聞きに行き比べてみようということになった。不動産会社にも工務店の方が価格だけでなく、色々な部分で安くなりますと言われていたので、ハウスメーカーは冷やかし程度に考えていた。
ところが検討の結果、値段は300万円ほど高いのだが、ハウスメーカーを選択することになった。理由は妻の気に入った「素敵な階段」が、そのメーカーでしか取り扱いが出来なかったためだ。300万円であれば、不動産会社のFPに教えてもらった最安の住宅ローンで友人より安い金利で借りられるので、実質の負担は少なくなるし、妻が頑張って働いてくれるならと思い、私は納得しハウスメーカーと契約をした。

建物会社と契約が済んだので、後はしっかり手続きを進めていくだけ。不動産会社の担当者に建物会社が決まった事を報告した。すると・・・

不動産担当者:「A様!そのハウスメーカーは中間金支払いが必要なハウスメーカーですよね?」

不動産担当者:「A様はもともと工務店で計画されるとお聞きしておりましたが」

私:「いやー妻がS社の階段を気に入っちゃって・・・」

私:「不動産会社さんに最安の金融機関を紹介してもらったから、金利で浮いた分でついつい」

不動産担当者:「・・・・・困りましたね、最初にお伝えしましたよね?」

何かがおかしい・・・。そう、私は不動産担当者に注意されたことをすっかり忘れていた。
不動産担当者に確認したところ、私は重大なミスを犯していた。

・ 不動産会社が提案してくれた、最安の金融機関は、土地、建物完成時の2回しか資金を貸してくれないため、中間金支払いが必要な場合は自己資金で賄う必要がある。(自己資金が少ないためこれは不可能)
・ ハウスメーカーの担当者は「提携ローンであれば中間金等の支払いにも対応してくれます。ご安心ください。」と言ってくれていたので、どの金融機関でも出来るものと勘違いをしていた。
・ ハウスメーカーの提携金融機関は不動産会社の提案してくれた金融機関より、金利が0.3%高い。金額にして約300万円支払額が上がる。金利を確認し忘れていた。

結局、しっかり確認しないまま、ハウスメーカーと契約してしまった私は、金利で「素敵な階段」の価格を相殺するどころか、階段だけの為に600万円高い家を買ってしまったのである。

階段は全部で12段。1段50万円。この1段50万円もする階段をこれから私は一生上り続けなくてはいけないのです。

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