こだわリスの
戸建て購入塾

建築条件付土地とは?

リス子

建築条件付土地ってたまに見かけるけど、たとえば3階建ては建てちゃダメとか、建てる建物に何か条件があるってことなの?

こだわリス

建築条件付って、そういう意味じゃないんだ。建築条件付の土地を買った場合、建築を請け負う建築会社が指定されているってことなんだよ。簡単に言うと、お客さんがA工務店で建築したいと思っていても、指定されている工務店がB工務店だったら、B工務店以外の建物は建てられないってことなんだ。

リス子

そうしたら、A工務店で建てたい場合はどうしたらいいの?

こだわリス

その場合は建築条件無しの土地を買わないといけないね。

リス子

それなら、建築条件無しの土地を買っておけばA工務店でもB工務店でもC工務店でも建てられるんだから、はじめから建築条件無しの土地を探した方がいいってことなのね!

こだわリス

そうとも言えないんだよ。建築条件付の土地の場合、その土地の売主さんのD不動産が建築免許も持っていて自社で建築する場合や、D不動産のグループ会社が建築を請け負う場合が多いんだ。だから、土地販売で一定の利益を得ることができるので、建物の方の利益は小さく設定していることが多いんだよ。それが建築条件無しの土地の場合だと、その土地の売主さんのD不動産が土地販売で得る利益と、D不動産とは全く関係の無い建築会社も一定の利益を得ることになるので、お客さんとしてはトータルで割高になってしまうことが大半なんだ。

リス子

ふーん。

こだわリス

例えば、リス子ちゃんが気に入った土地が2,500万円だとするよね?そこにハウスメーカーD社で延床面積95㎡の2階建ての建物を建てようとした場合、ポストやフェンスなんかの外構工事費用まで入れると、ざっと見積もって2,700万円くらい掛かることが多いんだ。そうすると、土地2,500万円+建物2,700万円で5,200万円のお金が必要ってことになるじゃない。だけど、リス子ちゃんが気に入った2,500万円の土地が、もし建築条件付の土地だったとすると、土地の売主さんのD不動産やそのグループ会社で建てることになるから、同じ間取りだったとしても一般的には1,300万円くらいで建築できる計算になるんだ。土地2,500万円+建物1,300万円だから3,800万円。この比較だと1,400万円ほどの差が出ちゃうよね。

リス子

そっかー・・・。

こだわリス

すごーく簡単に言うと、建築条件付の土地の場合、建売り住宅と同じくらいの値段で抑えられることが多いってこと。でも、ハウスメーカーだっていいところがあるよ。たとえば、建築条件付の場合だと、キッチンやお風呂なんかの選べる範囲が限られていたりもするけど、ハウスメーカーだと選べるバリエーションが広かったり、かっこいいデザインやメーカーごとの特徴も多いよね。だから、どっちを選ぶかは、価値観や予算さえ許せばっていうところかな。

リス子

わたしの場合3,800万円は大丈夫だけど、5,200万円はちょっと無理ね・・・。でも、ハウスメーカーD社でなくてもいいんだけど、建てたいお家はリビングが広くて、キッチンが対面で、それから、えーっと、バルコニーも広いのが夢だし・・・。

こだわリス

大丈夫!建築条件付の土地の場合でも自由設計が基本だから、広いリビングに対面キッチン、テーブルを置いて食事やお茶ができるようなバルコニーも実現できるよ。

リス子

えっ、そうなの!それなら、わたし建築条件付の土地を探す~!

こだわリス

そうだね、建築会社にこだわりがないならその方がいいかもね。でも、建築条件付の土地ってたくさんある訳じゃないんだ。そういった情報は戸建て販売が中心の仲介会社で、それから、ある程度の規模の会社に集まる傾向があるんだ。
だから、まずはそういう情報が集まりやすい不動産会社を選ぶことが一番の近道だと思うよ。

リス子

それじゃあ、早速不動産会社選びから始めなきゃネ!

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